マウスピース矯正の概要とおすすめできる人の条件

お子さんの矯正治療にも利用されているマウスピースは、一人ひとりの歯型に合わせて専用のマウスピースを作成します。取り外しが可能で装着にも時間がかからないため、手軽かつ負担の少ない矯正治療を希望される方に人気があります。

マウスピースならではのメリットとして、マウスピースを装着したままでも周りに気付かれにくいこと、食べものを食べたり、歯磨きの際には取り外しができることなどが挙げられ、矯正中の不快感もワイヤー矯正に比べ少ないのが特徴です。

痛みへのストレスを最小限にしたい方にも人おすすめのアイテムですが、今回はマウスピース矯正の概要を踏まえて、適している方について詳しく解説します。矯正治療を検討中の方、マウスピース矯正に興味がある方はぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、歯に合わせて専用のマウスピースを作成し、少しずつ歯を動かしながら新たなマウスピースに取りかえ、正しい歯列を目指す治療方法です。

前歯のみの部分矯正にも対応可能で、その場合お口の中の歯すべてを治す全顎矯正よりも費用が安く抑えられます。近年では部分矯正に適した精密なマウスピースも登場しており、ますます治療の幅が広がっています。

ワイヤーで固定されておらず取り外しが可能で、清掃性にすぐれていることもマウスピースならではのメリットです。食事や会議、写真撮影など大事な瞬間に取り外すこともでき、ワイヤー矯正ほどの痛みのストレスもありません。

マウスピース矯正がおすすめな人

マウスピース矯正は、具体的にどのような方に適しているのでしょうか。ここからはマウスピース矯正に適している4つのケースをご紹介します。

治療を受けていることを気づかれたくない方

金属のワイヤーを使った矯正治療は、外から矯正治療中であることが知られやすく、審美的な部分を気にされる患者さまもいらっしゃいます。

裏側（舌側）矯正と呼ばれる、ワイヤーを歯の裏側に回して固定する矯正治療を選ぶ方法もありますが、通常の矯正費用よりも割高になるケースが多くなります。

通常の表側矯正でもブラケット（ワイヤーを固定するために歯につける装置）をセラミックやプラスチックにしたり、目立たない白いワイヤーにする方法などもありますが、目立ちにくいとはいえ凹凸があるため矯正していることはわかります。

マウスピース矯正は透明な矯正装置を歯に装着するため、金属のギラギラとした感じがなく、周囲にも気が付かれにくいのが特徴です。よほど歯が目立つ場面以外では取り外しの必要がありませんし、特別な場面ではご自身で簡単に取り外しも可能です。

金属アレルギーが怖い方

金属のワイヤーを使った矯正治療は器具が口の中に直接触れるため、金属アレルギーの方は事前にパッチテストなどを行うか、皮膚科医や歯科医に相談のうえで治療を検討しなくてはなりません。

金属ブラケットをセラミックやプラスチックに変更したり、ワイヤーを金属アレルギーの少ないロジウムでコーティングされたワイヤーに変更したりする（いわゆる「審美ブラケット」を利用する方法）もありますが、通常の金属ブラケット＋ワイヤーに比べて割高であるため、人体にやさしい素材でできたマウスピース矯正がおすすめです。

矯正中の歯の痛みを軽減したい方

矯正中は歯が少しずつ移動していき、歯を支える骨の状態も変化します。このときに痛みが生じます。

ワイヤー矯正は固定力や牽引力が強い一方、都度、矯正医の手作業でワイヤーの調整を行い歯を動かします。そのため、調整後は痛みがでることが多くなります。

歯の移動に伴う痛みを少しでも和らげるために、精密に設計されたマウスピースで歯への急な負担を軽減し、適度な力で行うマウスピース矯正を選ばれる方も多くいらっしゃいます。

食事を楽しみたい方

ワイヤーやブラケットなどの矯正装置がお口の中にある場合は、食べ物がワイヤーにはさまったり、噛みにくかったりと装置が気になって食べにくいことがあります。

マウスピース矯正の場合は、食事中はマウスピースを外して何も口の中にない状態で食事を楽しむことができます。

マウスピース矯正は安心・安全

いかがでしたか？マウスピース矯正は、金属アレルギーや器具装着中の不快感・痛みが気になる方に適しており、お子さんの小児矯正にも使用可能です。

ノア歯科クリニックでは、ワイヤー矯正のほかにマウスピース矯正（インビザライン）、インビザラインGO（部分矯正）にも対応しています。

矯正治療について、どんなことでもお気軽にご相談ください。

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