大人になってから歯科矯正治療を受けるメリットと費用の相場

歯並びは、笑ったときの表情や見た目の印象にも影響を与えるといわれています。また、審美的なメリット以外にも、ものが噛みやすくなってあごを強くし、正しい歯並びに整うことで虫歯や歯周病にかかりにくくなるメリットも期待できます。

歯並びの矯正は、まだ乳歯が残っているうちからスタートできます。子どものうちに始めておくと良いといわれますが、大人になってからでも十分に治療を受けることが可能です。

本記事では、大人になってから歯並びを矯正するメリット、矯正治療にかかる費用について詳しく紹介します。

歯並びを矯正するメリット

大人になってから歯並びを整えていくと、以下のようなメリットが期待できます。

• ・すべての歯でものが噛める
• ・咀嚼機能の向上・正常化
• ・口の中の衛生環境が向上
• ・歯磨きがしやすくなる
• ・虫歯・歯周病リスクを予防
• ・表情や口元に自信がつく

歯並びを整えることで、すべての歯を使ってまんべんなくものが噛めるようになります。不正咬合や反対咬合のケースでは「ものが噛めない歯」や「咀嚼を邪魔する歯」が存在することがありますが、それらを元の正しい位置に戻すことで咀嚼ができるようになり、機能の向上と正常化に役立ちます。

咀嚼がしっかり行えると、あごまわりの筋肉がついて首から肩へと伝わり、全身の機能向上にも良い影響をもたらします。さらに口の中では唾液腺が刺激され、唾液がしっかりと出て消化吸収を助け、口の中の汚れを洗い流して細菌の繁殖を予防します。

整った歯並びには歯ブラシがかけやすくなり、途中で引っかかる心配もなくスムーズに汚れを掻き出せるようになります。長期的にみれば、虫歯や歯周病の予防に一定の効果を発揮するでしょう。

審美的には、美しい歯並びによって表情が明るく見えたり、口元が魅力的に変化したり、顔が小顔になったり輪郭が整ったりと良い印象を与える効果も期待できます。

歯科矯正の方法と費用

次に、大人の歯科矯正の方法とそれぞれにかかる費用について、「表側矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」の3つに分けて紹介します。

表側矯正

表側矯正は、歯の表面（表側）にブラケットという器具を装着し、ワイヤーでブラケット同士を繋いで一定の張力を歯に与える矯正治療です。

表側矯正はもっとも一般的な治療法であり、裏側矯正に比べて費用が安く済むメリットがあります。費用の相場は約60～100万円程度。具体的な金額は矯正治療にかかる期間、矯正器具の種類、地域やクリニックに応じて異なります。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側（舌側）にブラケットをワイヤーで固定する矯正治療です。リンガル矯正・舌側矯正とも呼ばれており、矯正器具が目立たないため治療中も審美性を重視したい方におすすめの方法です。

裏側矯正の費用の相場は、70～120万程度。表側矯正よりも費用相場が高くなる場合がありますが、治療期間や矯正器具の種類などにより具体的な金額は変動します。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、歯の形に合うマウスピースを作成し、歯を少しずつ移動させながらマウスピースを変えていく方法です。マウスピースは取り外しが可能で、治療中でもワイヤーを気にせず食事を楽しみたい方やデンタルケアをしっかり行いたい方に向いています。

マウスピース矯正の費用の相場は、30万円～120万円程度となり、部分矯正用のマウスピースは費用がやや安価になります。マウスピースにも安価なもの高価なもの、精度が高いもの低いもの、さまざまな種類がありますので、歯科医師と相談のうえでご自身に合うものを選択してください。

適した治療方法を選択することが大切

いかがでしたか？矯正治療には表側・裏側・マウスピースと大きく分けて3種類の方法があることをご紹介しました。

ノア歯科クリニック表参道では、お口の中の状態に合わせて最適な矯正方法を提案しています。費用や期間などについてお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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